カナダのボンバルディアは、最新ビジネスジェット機「グローバル8000(Global 8000)」をこのほど発表した。ビジネスジェット世界最速となるマッハ0.94を実現し、航続距離は8000海里(1万4816キロ)。2025年の就航を計画している。
グローバル8000は全長33.8メートル、翼幅31.7メートル、高さ8.2メートルで、客室は長さ16.59メートル、幅2.44メートル、高さ1.88メートル、定員は最大19人。ボンバルディアのビジネスジェットでこれまで最新だったグローバル7500と機体サイズは同じだが、最高速度がマッハ0.015上がり、航続距離が556キロ延びた。エンジンはグローバル7500と同じGE製パスポート(Passport)で、推力も同じ1万8920ポンド。シンガポール-ロサンゼルス、ロンドン-パース、ドバイ-ヒューストンなど長距離を飛行できる。
客室は4区画で、フルサイズのベッドやシャワー、指向性オーディオシステム、4Kモニター、時差ぼけを解消する照明システム「ソレイユ」、世界初の無重力を実現した「ヌアージュ」シートなどを装備できる。
ボンバルディアによると、グローバル7500の顧客は8000の性能向上部分を2025年以降にアップグレードできるという。
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動画(YouTube Aviation Wireチャンネル)
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