日本航空(JAL/JL、9201)は、東京・芝公園のザ・プリンス パークタワー東京で日本全国の特産品などをそろえたイベント「May Festival」を5月28日と29日の2日間開催している。全国各地に移住して地域の魅力を発信する「ふるさとアンバサダー」の客室乗務員が特産品を販売をサポートし、特産品を使ったレシピを客室乗務員が考えたスイーツ「JAL Sweets Box(JALスイーツボックス)」もそろえた。
JALとプリンスホテルは、2021年4月から「新たな旅行スタイルの提案」をテーマに協業を開始。これまで遊覧飛行とホテル宿泊をセットにしたツアーなどを開催してきたが、プリンスホテルでイベントを共催するのは初めて。会場内に「ふるさとマルシェ」と名付けたコーナーに各地の特産品をそろえ、札幌、帯広、青森、仙台、名古屋、京都、大阪、広島、高松、愛媛、福岡、宮崎を拠点とするアンバサダーの客室乗務員が販売を支援している。
関西地区のアンバサダーを務める竹林浩美さんは富山県出身で、学生時代を関西で過ごしたことから立候補したという。今回は林屋久太郎商店(京都府宇治市)の抹茶を使ったスイーツを紹介しており、竹林さんは「お茶にこだわったスイーツです」とアピールした。
JALスイーツボックスは、今年3月に羽田空港で初めて販売。今回は羽田と同じ高知や兵庫、茨城などの名産品を使ったロールケーキなど4種類をそろえた。「茨城県産栗と竹炭のロールケーキ」を考案した客室乗務員の越川冴子さんは、茨城県がクリの生産日本一であることから、クリを使うレシピを考案した。羽田で販売していた時に、茨城がクリの名産地だとは知らなかったという声も聞き、ロールケーキでアピールしていきたいという。
JALの執行役員で地域事業本部長を務める本田俊介氏は、「空港の有無や就航しているか否かに関わらず地域を活性化したい。今後は世界から名産品をそろえる“ジャルシェ”を始めたい。地域と信頼関係を築くことでJALファンを増やしたい」と語った。
May Festivalはザ・プリンス パークタワー東京の地下2階にあるコンベンションホールで開かれている。
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ザ・プリンス パークタワー東京
日本航空
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