タイ国際航空(THA/TG)は5月23日、ファーストクラスを設定するボーイング777-300ER型機を日本路線に導入すると発表した。現地時間6月2日から、バンコク-関西線に投入する。同社が日本路線にファーストクラスを設定するのは2020年3月以来2年3カ月ぶり。
日本路線への投入初便となるのは、バンコク発関西行きTG622便。関空発は翌3日からとなる。運航スケジュールは、関西行きTG622便は午後11時59分にバンコクを出発し、翌日午前7時30分に着く。バンコク行きTG623便は午前11時45分に関空を出発し、午後3時35分に到着する。
ファーストを設定する777-300ERは全3機で、4月6日に初号機(登録記号HS-TTA)を含め2機受領。同月末からバンコク-ロンドン線に投入し、運航を開始した。今後は成田線への投入も計画する。
ファーストを備えた777-300ERの座席数は3クラス303席で、ファーストは8席、ビジネス40席。エコノミー255席。ファーストにはドアを設置し個室空間を設ける。
ビジネスは1-2-1席配列で、全席通路に面したスタッガード型を採用。シート幅は23インチ(約58センチ)で、フルフラットシートを備える。エコノミーは3-3-3席配列で、シート幅は18インチ、120度リクライニングするシートを採用した。
タイ国際航空がファーストを設定するのは、現在は777-300ERのみ。以前はエアバスA380型機(3クラス507席:ファースト12席、ビジネス60席、エコノミー435席)と747-400(3クラス374席:ファースト9席、ビジネス40席、エコノミー325席など)にも設定してたが、2機種とも退役している。
日本路線に投入するのは、新型コロナウイルスの流行が本格的になった2020年3月以来2年3カ月ぶりとなる。コロナ前はバンコク-成田・関空の2路線にA380、バンコク-羽田線に747-400を投入していた。
運航スケジュール
TG622 バンコク(23:59)→関西(翌日07:30)運航日:6/2から毎日
TG623 関西(11:45)→バンコク(15:35)運航日:6/3から毎日
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【お詫び】
6段落目のファースト設定機材について、当初「3機種」としていましたが、現在はA380と747は退役済みのため、777-300ERの1機種のみです。お詫びして訂正いたします。(22年5月23日 18:03 JST)
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