日本航空(JAL/JL、9201)は5月9日、羽田-帯広間をボーイング737-800型機で往復する日帰りチャーター便を6月11日に運航すると発表した。737のパイロットが巡航中に機材などを解説するほか、帯広では隣接する航空大学校の訓練機なども見学する。
帯広への往路は羽田を午前11時30分に出発し、午後2時15分ごろに到着。羽田への復路は午後6時20分に帯広を出発し、午後8時ごろの到着を予定する。機材は737-800の国際線仕様機(2クラス144席:ビジネス12席、エコノミー132席)を投入する。
チャーター便には運航を担当するパイロット2人に加え、解説担当のパイロットが乗務。羽田からの巡航中、737の特徴やコックピットの仕事風景などを紹介する。往路は十勝平野の西側にある日高山脈を通過する。
帯広着後は、搭乗した機体を整備士が案内する。駐機中の機内見学もでき、客室乗務員とのアナウンス体験やパイロットとのコックピット見学のほか、パイロットによるトークショーでは模擬ブリーフィングも実施する。
また、空港に隣接する航空大学校帯広分校を見学。航大職員やJALの航大出身のパイロットが案内するプログラムを用意するなど、JALの現役パイロットが航空ファンのために「本気」で企画した。
申し込みはJALの専用サイトで5月9日から開始し、15日午後11時59分まで受け付ける。新型コロナウイルスのワクチン接種が3回済んでいるか、出発3日前以降のPCR検査で陰性と証明された人が参加できる。
旅行代金は、2-2席配列のビジネスクラスが2席2人分で13万4000円。3-3席配列のエコノミーは窓側を含む場合、3席3人分で14万1000円、2席2人分で9万9000円、1席1人分で5万7000円、中央・通路席は4万7000円となる。翼上席は窓側を含む場合、3席3人分で11万1000円、2席2人分で7万9000円、1席1人分で5万2000円、中央・通路席は3万7000円で販売する。
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