全日本空輸(ANA)は8月21日、2013年度下期の輸送事業計画を一部変更すると発表した。国際線は成田-成都線や関西-北京線などの中国路線で、機材の大型化を実施。国内線では新幹線との競争が激しい羽田-広島線などを増便する。
機材変更はアジア路線を中心に10月1日から実施。成田-成都線は10月1日からボーイング737-700型機から767-300に、関西-青島線と関西-北京線は10月27日の冬ダイヤから737-700を767-300に大型化する。
787-8もアジア路線に復帰。成田-シンガポール線は767-300によるダブルデイリーのうち、10月1日からは半分を787-8での運航に切り替える。10月27日からは、成田-上海(浦東)線と羽田-シンガポール線にも787-8が復帰する。また、2014年2月1日からは、成田-ジャカルタ線へ新たに就航する。
国際線の期間運休や減便は、現在デイリー運航の中部-上海(浦東)線が10月27日から14年3月29日までの冬ダイヤ期間に運休。成田-成都線は10月27日からの冬ダイヤ期間、現在のデイリー運航から週4往復へ減便する。
国内線は、10月27日から羽田-広島線を1日8往復から9往復に、羽田-徳島線を1日4往復から5往復に、伊丹-福岡線を1日9往復から10往復に、伊丹-秋田線を1日2往復から3往復に、仙台-札幌線を1日4往復から5往復に、それぞれ増便。羽田-札幌線は10月27日から14年1月31日まで、1日18往復を19往復に期間増便する。また、札幌-紋別線を10月27日から14年1月31日まで、1日1往復で再開する。
10月27日からの減便は、羽田-函館線が1日3往復から2往復に、羽田-釧路線が1日2往復から1往復に、伊丹-那覇線が1日3往復から2往復に、伊丹-仙台線が1日9往復から8往復に、それぞれ減便となる。また、羽田-紋別線を10月27日から14年1月31日まで、期間運休する。
貨物便は、成田-広州線を10月27日から14年3月3日まで週3往復で、那覇-青島線を10月27日から週6片道で運航。機材は767-300F貨物機を使用する。
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