ANA、羽田保安検査場が2年ぶりフル稼働　2タミ南北で混雑差

　全日本空輸（ANA/NH）は4月29日、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響で閉鎖していた羽田空港第2ターミナル南側の保安検査場Dを約2年ぶりにオープンさせた。ゴールデンウイーク初日の29日は羽田出発便の予約率が95％とほぼ満席で、ターミナル南北に2カ所ずつある保安検査場をフル稼働させている。29日午前の時点では、従来から主に使われている北側の保安検査場AとBに利用者が集中しており、南側のCとDはまばらだった。

ゴールデンウイーク初日を迎えANAが約2年ぶりに保安検査場Dを開けた羽田空港第2ターミナル＝22年4月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　第2ターミナルのANAの国内線保安検査場入り口はAからDまで4カ所あり、AとBを北側の「北ピア」、CとDを南側の「南ピア」に配置。保安検査場Dは2020年3月16日まで運用していたが、コロナの影響で翌17日から閉鎖した。同年7月1日に南側の運用を再開した際も保安検査場Cのみオープンし、Dは閉鎖したままだった。

　保安検査場Dが最寄りの搭乗口は64番から70番。保安検査場Cが近い62番と63番は100メートル、保安検査場Bが近い60番と61番は200メートルから300メートル程度の距離にある。29日午前の時点では、北側の保安検査場AとBが混雑しており、出発便の搭乗口によってはDを利用することで混雑を回避できる場合がある。

　ANAによると、搭乗口と行き先の方面はひも付いていないため、搭乗する便ごとに搭乗口を確認して欲しいという。またターミナル内で各検査場の混雑状況を案内画面に示している。

ゴールデンウイーク初日を迎えANAが約2年ぶりに保安検査場Dを開けた羽田空港第2ターミナル＝22年4月29日8時31分 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ゴールデンウイーク初日を迎え出発客で混雑する羽田空港第2ターミナル＝22年4月29日8時46分 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ゴールデンウイーク初日を迎え約2年ぶりに保安検査場Dを開けた羽田空港第2ターミナル＝22年4月29日8時44分 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ゴールデンウイーク初日を迎え約2年ぶりに保安検査場Dを開けた羽田空港第2ターミナル＝22年4月29日8時43分 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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