全日本空輸(ANA)は8月21日、ボーイング787-8型機の長距離国際線仕様機に、プレミアムエコノミークラスを導入すると発表した。9月1日から羽田-フランクフルト線を皮切りに導入を進めていく。一方、プレミアムエコノミー導入機のエコノミークラスは、現在の横8席(2-4-2配列)から1席増の横9席(3-3-3)に変更。座席配置が高密度化される。
投入するシートは、現在欧米路線で運航している777-300ERに搭載しているもの。シートピッチは、通常のエコノミーと比べて10%(4インチ=10.16cm)拡大し、38インチ(96.52cm)となる。
座席レイアウトは、エコノミーの横9席(3-3-3)に対して、プレミアムエコノミーは横7席(2-3-2)。座席幅は19.3インチ(約49cm)で、中央のひじ掛けには飲み物を置けるカクテルトレイを用意した。また、10.6インチモニター(最前列は12.1インチ)やパソコン電源、USBポート、iPodコネクターなどを備える。
プレミアムエコノミーの導入により、座席数はビジネス46席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー102席の計169席となる。導入前の仕様は、ビジネス46席、エコノミー112席(2-4-2配列)で、158席だった。
サービスを開始する9月1日時点で、3機の長距離国際線仕様機がプレミアムエコノミーを装備。今後受領する同仕様機は、すべてプレミアムエコノミーを装備済みで受領する。
また、導入記念運賃を8月22日から12月23日まで販売。搭乗期間は10月1日から2014年1月13日日本出発分まで。
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