日本航空(JAL/JL、9201)は4月25日、羽田空港にある見学施設「SKY MUSEUM(スカイミュージアム)」を、5月1日から約2年ぶりに再開すると発表した。予約受付は4月27日から開始する。2021年に施設の展示エリアを2013年以来8年ぶりに全面リニューアルしたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で休館が続いていた。
開館日は週5日で、月曜と火曜、木曜、土曜、日曜。見学は無料で午前と午後の1日2コースを設け、午前コースは午前10時30分から午後0時20分まで、午後コースは午後2時30分から午後4時20分まで。5月1日から15日までの予約は、4月27日午前9時30分から同ミュージアムのウェブサイトで受け付け、16日以降の予約は別途案内する。
1日からの見学内容は格納庫見学のほか、2013年7月以来約8年ぶりに全面リニューアルした展示エリアを巡る。大型マルチディスプレイの導入やコンテンツのデジタル化などで展示内容の更新が可能になり、パイロットが実際に使用していたフライトシミュレーターを活用したコックピットや、実機から取り下ろしたビジネスクラスシート、歴代制服などを展示し、懐かしのテレビCMも視聴できる。
JALは社会貢献活動(CSR)の一環として、機体整備工場(格納庫)の見学を1951年の会社設立間もないころから無償で実施。1994年からは統合前の旧日本エアシステム(JAS)も工場見学を開始し、2013年7月に見学施設をスカイミュージアムとしてリニューアルした。
その後は2020年春の開館を目指し、展示内容の刷新を計画したが、コロナの影響で工事開始直前に中断。その後工事を再開して2021年3月に完成したものの、緊急事態宣言などが続いたため、見学者の受け入れを再開できずにいた。今年3月には、来場者が触れるところを対象に、抗ウイルス・抗菌コーティングを機内や空港と同様に実施した。
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JAL工場見学 SKY MUSEUM
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