中国東方航空(CES/MU)は、墜落事故が発生したボーイング737-800型機の運航を現地時間4月17日に再開した。3月21日の事故発生から約1カ月ぶりの再開となる。ブルームバーグやロイター通信などが報じた。
航空機の位置情報を提供するウェブサイト「フライトレーダー24(Flightradar24)」では、17日は昆明発成都行きMU5843便(737-800、登録記号B-207L)などへの投入が確認できた。ブルームバーグによると、同社は200機以上ある同型機を墜落事故後に運航停止としていたという。
3月の墜落事故は、21日の昆明発広州行きMU5735便(737-800、B-1791)で発生。MU5735便は雲南省の昆明を現地時間午後1時11分ごろ出発し、同15分すぎに離陸。広東省の広州に午後3時5分ごろ到着予定だった。
午後2時19分ごろに広西チワン族自治区の梧州上空で高度2万9100フィート(約8870メートル)を記録後、3分後の同22分には高度3225フィート(約983メートル)まで急降下し、山中に墜落した。乗客123人と乗員9人の計132人が搭乗していたが、全員が死亡した。
関連リンク
中国東方航空
・中国東方航空MU5735便墜落、FAAやボーイングなども調査参加(22年3月22日)
・中国東方航空の737墜落 132人搭乗、昆明発広州行きMU5735便(22年3月21日)