日本航空(JAL/JL、9201)グループの北海道エアシステム(HAC、NTH/JL)が運航する仏ATR製ATR42-600型機の2号機(登録記号JA12HC)が4月13日午前、札幌(丘珠)発女満別行きJL2721便として出発後、コンピューターの不具合を示す警告灯がコックピット内で点灯したため、丘珠空港へ引き返した。乗客と折り返し便の予約者計53人に影響が出た。
JL2721便は乗客35人(幼児1人含む)を乗せ、丘珠を午前10時36分に出発。離陸後にコンピューターの不具合を示す警告灯がコックピット内で点灯したため、空港周辺を30分ほど旋回して燃料を減らした後に丘珠へ着陸し、午前11時27分に到着した。定刻では午前11時5分に女満別へ到着予定だったが、運航を打ち切った。
運航打ち切りにより、折り返しの丘珠行きJL2720便は欠航。予約は18人(幼児なし)だった。不具合が生じた2号機は丘珠で整備後、女満別行きJL2727便として午後5時49分に丘珠を出発し、運航に復帰した。
2号機はHACが運航する全3機のATR42のうち2番目に受領した機体で、2021年4月16日に丘珠へ到着した。
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