エアバス, 機体, 解説・コラム — 2013年8月18日 13:30 JST

ハンブルクを舞うシロイルカ 写真特集・エアバス・ベルーガ

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 8月6日と7日、記者はピーチ・アビエーション(APJ)にとって10号機目のエアバスA320型機(登録番号JA810P)の命名式を取材するため、ドイツ・ハンブルクにあるエアバス社の工場を訪れた。工場内では、エアバス機のパーツ輸送を担う大型輸送機A300-600ST「ベルーガ」を見かけた。日本では、まずお目にかかれない機体だ。

ハンブルク工場を離陸するエアバス・ベルーガ。左下はピーチのA320 10号機=8月7日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ハンブルク工場に展示されているエアバスが使用していたスーパーグッピー=8月6日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 シロイルカを意味する愛称の通り、どことなくユーモラスなこの輸送機は、欧州各地で製造されるエアバス機のパーツを、ハンブルクやフランス・トゥールーズの最終組立工場などへ輸送している。

 ベルーガはA300-600Rをベースにしており、エンジンは米GE製CF6-80C2を搭載する。エアバスが1970年代からパーツ輸送に使用してきた、ボーイング377ストラトクルーザーの改修機「スーパー・グッピー」の代替機として開発された。貨物室内の容積は1400立法メートル、積載量は47トン、航続距離は1660キロメートルで、胴体幅は世界最大を誇る。

 1996年1月に就航し、全5機がエアバスの子会社「AIRBUS Transport International(ATI)」によって運航されている。エアバス機のパーツ輸送以外にも使われており、日本へは99年にドラクロワの絵画「民衆を導く自由の女神」を輸送する際にパリから成田へ飛来した。

 APJの10号機は、7日に関西空港へ向けて出発した。この1便前が、ベルーガのフライトだった。しかも、5機あるベルーガのうち、唯一機体が真っ白に塗装された4号機(登録番号F-GSTD)で、ハンブルク工場のスタッフからも「ラッキーだ」と言われた。

 今回は欧州に出掛けないとなかなかお目にかかれない、ベルーガの写真をまとめてみた。

エアバスのコーポレート塗装が施されたベルーガの3号機=8月6日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ハンブルク工場を出発するベルーガ。4号機は全体が真っ白に塗装されている=8月7日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ベルーガの正面=8月7日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ハンブルク工場を出発するベルーガ=8月7日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ハンブルク工場を出発するベルーガ=8月7日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ハンブルク工場を出発するベルーガ=8月7日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ハンブルク工場を離陸するベルーガ=8月7日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ハンブルク工場を離陸するベルーガ=8月7日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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Airbus
エアバス・ジャパン

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