全日本空輸(ANA/NH)は3月26日、テレビアニメ「鬼滅の刃」の特別デザイン機の2号機となる「鬼滅の刃じぇっと -弐-」(ボーイング767-300ER型機、登録記号JA608A)を国内線定期便に就航させた。初便の羽田発広島行きNH671便は乗客248人(うち幼児2人)を乗せ、社員に見送られて午前7時5分に出発し、午前8時36分に到着した。
2号機には「柱(はしら)」と呼ばれる9人の剣士をデザイン。デカールの大きさは、今年1月に就航した最初の特別デザイン機「鬼滅の刃じぇっと -壱-」(767-300ER、JA616A)と同じで、上下2分割、前後30分割の片面60枚、両面120枚を使用。絵柄の大きさは横32メートル、高さ3メートルで、那覇空港にある整備会社MRO Japan(MROジャパン)で8日間かけて貼り付けた。
国内線機材で座席数は2クラス270席(プレミアムクラス10席、普通席260席)。客室乗務員は禰豆子の着物をイメージしたエプロンを着用し、機内では炭治郎が羽織る市松模様をデザインしたヘッドレストカバーや、キャラクターによる機内アナウンスなどのサービスを実施する。
機体は24日に那覇空港にある整備会社MRO Japan(MROジャパン)の格納庫でお披露目され、25日には成田発着で約1時間30分の遊覧チャーターが実施された。就航翌日の27日から4月10日までは、羽田発着の広島と松山、伊丹の3路線を1往復ずつ運航する固定スケジュールとなる。
2号機が出発した羽田空港第2ターミナル62番駐機場(スポット)では、ANAの社員らが手を振って見送った。となりの61番駐機場には、定刻午前7時発の伊丹行きNH13便に投入した初号機「鬼滅の刃じぇっと -壱-」(767-300ER、JA616A)も並んだほか、キャラクターをデザインした貨物や手荷物の搭載に使うベルトローダーも5台並ぶなど、付近は“鬼滅一色”となった。ターミナルの展望デッキは午前6時30分のオープンと同時に、特別デザイン機を見ようと多くの見学客が訪れた。
ANAグループは鬼滅の刃とのタイアップを2021年12月1日からスタート。炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助をデザインした初号機は、1月31日に国内線定期便に就航した。
*写真は14枚。
運航スケジュール(3/27から4/10まで)
羽田-広島
NH671 羽田(07:00)→広島(08:25)
NH674 広島(09:05)→羽田(10:25)
羽田-松山
NH589 羽田(12:10)→松山(13:40)
NH592 松山(14:35)→羽田(16:00)
羽田-伊丹
NH35 羽田(17:00)→伊丹(18:10)
NH38 伊丹(19:00)→羽田(20:15)
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