JR東日本(9020)は3月21日、東北新幹線の全線運転再開は4月20日前後になるとの見通しを発表した。あす22日からは東京-郡山間と一ノ関-新函館北斗間を臨時ダイヤで運転する。
16日夜遅くに起きた福島県沖を震源とする地震の影響で、東北新幹線は21日時点で那須塩原-盛岡間の運転を見合わせている。22日からは那須塩原-郡山間と一ノ関-盛岡間の運転を再開し、運転区間は東京-郡山間と一ノ関-新函館北斗間になる。
その後は郡山-福島間を4月2日ごろ、仙台-一ノ関間は4日ごろの運転再開を計画しており、20日前後の全線再開を目指す。
全日本空輸(ANA/NH)と日本航空(JAL/JL、9201)では、東北新幹線の一部運休に伴い、定期便を運航してない羽田-仙台間など東北方面へ臨時便を17日から運航している。
ANAは羽田-仙台間、福島間の臨時便を24日まで設定し、羽田-秋田線の一部便を大型化。JALは羽田-仙台間、花巻間、山形線、三沢線、伊丹-花巻線、仙台線の臨時便を26日まで設定しており、運航日は臨時便により異なる。
関連リンク
JR東日本
増便・臨時便のお知らせ(ANA)
運航の見通し(ANA)
全日本空輸
東北方面への臨時便設定について(JAL)
運航の見通し(JAL)
日本航空
臨時便
・ANA、羽田-仙台に787 20日と21日、国際線仕様も(22年3月18日)
・JAL、東北臨時便26日まで追加 羽田-仙台など5路線(22年3月19日)
臨時便初便
・JAL、東北新幹線運休で臨時便 羽田-仙台や山形、秋田、三沢、花巻(22年3月17日)
・ANA、定期便ない仙台・福島へ臨時便出発(22年3月17日)
地震関連
・宮城・福島で震度6強 羽田は運航再開、東北新幹線は脱線(22年3月17日)
・なぜ羽田-仙台定期便は飛んでいないのか 臨時便は受験生も利用(21年2月23日)
特集・航空関係者の3.11
(1)仙台から1時間かからない山形空港活用 JAL 川瀬雄大さん
(2)「パニックになる余裕なかった」ANA 日通藤本さん・髙橋さん
(終)「自分たちはもらっていい立場なのか」仙台国際空港会社 片岡直人さん