ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下の全日空商事は3月16日、ヤフーが運営するオークションサイト「ヤフオク!」への出品第3弾として、国際線ビジネスクラスシートのモックアップなどを出品すると発表した。全日空ロゴのボーイング747-400型機のモデルプレーンや、737-500(登録記号JA306K)の機体識別板も出品する。
国際線ビジネスクラスのモックアップは、2010年4月に日本で初めてビジネスクラスに全席通路アクセス可能な互い違いの「スタッガード配列」を採用したシートで、実機では長距離国際線機材であるボーイング777-300ER型機に搭載。「シートポジションタイプ」とシートをフルフラットに倒した「ベッドポジションタイプ」のセットで、前にシートポジションタイプ、後ろにベッドポジションタイプを配置すると、シートポジションタイプ背面のオットマン部分とベッドポジションタイプのシートを連ねて、ベッドとして使用できる。
台座を含む大きさは、シートポジションが約122×111×127センチ、ベッドポジションが約122×130×127センチ。重さはシートポジションが約165キログラム、ベッドポジションが約140キログラムとなる。入札開始価格は税込7773円。
747-400のモデルプレーンは、導入時に製作された全日空ロゴ(JA8094)のものとANAロゴ導入時に製作されたANAロゴ(JA8098)の2機セットで、大きさはいずれも1/100で非売品だったもの。JA8094はごく初期の公式図面に基づいているため、エンジンナセルが従来型747の形状だという。入札開始価格は税込774円。
JA306Kの機体識別板は、2020年7月29日に国土交通省航空局(JCAB)の登録が抹消された機体のもので、ANAの社内に現存する所有者がエアーニッポン(ANK)時代、ANA時代、ANAホールディングス所有でANAウイングス運航時代の3点セット。入札開始価格は税込737円。
オークションの入札期間は22日午前10時から27日午後8-9時ごろまで。
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