日本航空(JAL/JL、9201)は3月9日、羽田-モスクワ線を25日まで欠航すると発表した。日本の航空会社が運航している唯一のロシア路線だが、ロシアのウクライナ侵攻により予約販売は3日から停止しており、26日までの冬ダイヤ期間は全便欠航が決まった。
JALの羽田-モスクワ線は現在週1往復。ロシアのウクライナ侵攻で2月24日のモスクワ行きJL49便と25日の羽田行きJL40便が最初に欠航し、3月は計画していた全便欠航が決まった。
冬ダイヤ期間中に計画していた3月の運航日は、モスクワ行きJL49便が毎週木曜で3日、10日、17日、24日、羽田行きJL40便が金曜で4日、11日、18日、25日だった。
モスクワ線以外の欧州路線は、羽田-ロンドン線と関西空港経由のロンドン発羽田行き臨時便のみロシア領空を迂回(うかい)するルートで運航し、その他の路線は欠航する。
関連リンク
日本航空
ロシア迂回ルート解説
・JALとANAどう飛ぶロシア迂回ルート アンカレッジ寄らない北回り、イスタンブール通過の南回り(22年3月5日)
JAL
・JAL欧州便、ロンドンのみ3/16まで運航決定 北回りでロシア迂回(22年3月10日)
・JAL、モスクワ線の販売当面停止 日系唯一のロシア便(22年3月3日)