日本航空(JAL/JL、9201)グループで地方路線を担うジェイエア(JAR/XM)は、各地の朝どれ青果や鮮魚などを当日輸送するサービス「J-AIR 直鮮サービス」について、3月は東北の海産物を取り扱う。青森と岩手から当日出荷した海の幸を、拠点の伊丹空港へ空輸。配達日とエリアを限定して提供する。
用意するのは青森産のホタテを詰めた「青森BOX」とヒラメとサーモンの刺身用柵などを詰め合わせた「花巻BOX」の2種類。それぞれ、現地の製造加工元の社員が空港まで運搬し、青森・花巻発伊丹行きのジェイエア定期便で空輸する。伊丹着後は宅配協力会社が指定住所に配送する。
青森BOXは県産ホタテ2キロ(10-14枚)入りで、送料込み4000円で提供する。花巻BOXはヒラメとサーモンの刺身用柵を100グラムずつと、海産物を牛乳瓶に詰めて保存する「瓶ドン」2本をセットにする。送料込みの販売価格は5000円。代金は配達時に引き換えで支払う。
それぞれ30セットずつ用意し、3月8日正午まで所定のフォームで受け付ける。配達エリアは大阪府豊中市と池田市、箕面市、吹田市、兵庫県伊丹市と川西市の周辺6市で、12日午後1時から午後6時の間に配達する。時間指定不可。
ジェイエアの直鮮サービスは、今年2月から本格始動。青果や鮮魚のほか、地元で有名なスイーツや日本酒などを取り扱う。伊丹空港へ直送した商品は空港周辺の百貨店や飲食店で販売するほか、空港内の催しもの「ITAMI 空の市」でも販売する。また、豊中市内の「こども食堂」でも活用する。
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ジェイエア
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