全日本空輸(ANA/NH)は3月3日、あす4日に出発する欧州路線は成田-ブリュッセル線を除き欠航すると発表した。ブリュッセル線はワクチン輸送などもあり、ロシア南側の中央アジアを飛行する「南回り」で運航する。
運航するのは成田発ブリュッセル行きNH237便とブリュッセル発成田行きNH238便で、復路のNH238便は乗客を乗せない貨物専用便として運航する。機材はボーイング787-9型機を使用する。
ブリュッセル線の飛行時間は4日の場合、南回りとなることで直行便の約12時間と比べて3時間30分程度長くなり、約15時間30分のフライトを予定している。
欠航するのは羽田-ロンドン線(NH211/212)、羽田-パリ線(NH215/216)、羽田-フランクフルト線(NH203/204、NH223/224)3路線8便で、約360人に影響が出る見通し。
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全日本空輸
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【お知らせ】
飛行時間の確認が取れたので追記しました。(22年3月3日 15:23 JST)