エアライン — 2013年8月12日 07:06 JST

エミレーツ航空、ドバイにスカイカーゴ専用貨物ターミナル建設

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 エミレーツ航空(UAE)の貨物部門エミレーツ・スカイカーゴは、ドバイ・ワールド・セントラル・アル・マクトゥーム国際空港に専用貨物ターミナルを建設し、2014年5月から拠点を新ターミナルへ移行する。

エミレーツ・スカイカーゴの新貨物ターミナルのイメージイラスト(同社資料から)

 新ターミナルの建設に伴い、さまざまな支援施設の建設やインフラ整備も計画されており、トラックドック46基やトラック駐車場80台分、ターミナルの正面には航空機の駐機場12機分を設置。ドバイ国際空港の施設も拡充する。

 今年12月に第1期工事が完成予定で、その後、ハンドリングシステムや内装に着手する。14年4月初頭までに第1セクションが、9月中旬には全セクションが完成し、エミレーツ・スカイカーゴに引き渡しを予定している。

 エミレーツ・スカイカーゴは、現在保有している8機のボーイング777F型貨物機と2機の747-400ERFの計10機の拠点を、アル・マクトゥーム空港へ移す。初年度の新ターミナルでの年間取扱貨物量は70万トンを見込んでおり、需要に伴い増加させる予定。また、医薬品専用エリアを備えた生鮮品取扱エリアを新設し、サービスを強化する。ドバイ空港とアル・マクトゥーム空港の2空港間には、貨物機と旅客機間の積み替え時間を現在の水準に維持するための専用ロードフィーダーサービスが導入される。

 アル・マクトゥーム空港は、ドバイシティセンターから約40キロメートル南にある、ドバイ・ワールド・セントラルの中心に位置している。現在24時間運用で年間60万トンの貨物を取り扱い、エアバスA380型機に対応する4500メートルの滑走路を備えている。

 旅客機による貨物業務は今後もドバイ空港で運営され、新ターミナル建設中も、貨物業務は通常通り行われる。

関連リンク
Emirates SkyCargo
エミレーツ航空

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