日本航空(JAL/JL、9201)は2月18日、中断していた客室乗務員や業務企画職の新卒採用を2023年度入社から再開すると発表した。2022年度の経験者採用も実施する。客室乗務員の採用は2020年以来3年ぶり、企画職は2021年以来2年ぶりとなる。グループ会社でも一部の会社や職種を除いて採用を再開する。
新卒採用の対象職種は、業務企画職(地上職事務系、数理・IT系、技術系)、運航乗務員訓練生(自社養成パイロット)、客室乗務員で、企画職の障がい者採用も含む。客室乗務員の新卒採用は、2022年度に卒業見込みの人に加えて、2020年度と2021年度に卒業した人も対象にする。
JALは2021年10-12月期(第3四半期単独)決算でEBITDA(利払い・税引き・償却前損益)が黒字化を達成し、キャッシュバーン(現金流出)を解消。コロナ後に事業規模を戻す際、人員が不足する可能性があるため、採用再開を決めた。
詳細は3月1日にJALの「採用ホームページ」に掲載予定。経験者採用は対象職種が決まり次第案内する。
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日本航空
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