エミレーツ航空(UAE)はこのほど、高級プライベートジェットサービス「エミレーツ・エグゼクティブ」を開始し、専用ウェブサイトを開設した。
機材は最大乗客数を19人に抑えたエアバスA319型機を導入。UAEの定期便就航地以外の都市も含め、世界中のほとんどの場所へ向かうことができる。高度な訓練を受けた客室乗務員と地上係員の専門チームにより運航され、機内にはプライベートスイートやラウンジなど、同社ならではの設備を備えている。
機内は2つの主要ゾーンで構成。機体前方には、最大12人が着席できる広いダイニングと豪華なラウンジ、自動で動く4つのテーブルと42型ハイビジョン液晶ディスプレイのスクリーン2台を取り囲む2つの大きなソファを配置し、仕事場と憩いの場を兼ねている。
後方のゾーンは、フルフラットシートと32型ハイビジョン液晶ディスプレイを装備したプライベートスイート10室で構成。広々とした機内シャワースパも完備しており、床暖房や鏡に施した装飾用のシルクスクリーン、大理石のアクセントに加え、自然素材のみで作られた高級スキンケア製品など、ユニークで最先端の設備とサービスを導入している。
機内サービスでは、最大1500のオンデマンド・エンターテインメントチャンネルを搭載したUAE独自の機内エンターテインメントシステム「ice」や、ビデオ会議設備、高速インターネット、携帯電話接続サービスを完備。機内食も、豊富な種類のコース料理や飲物、利用客の好みや食事制限に合わせた特別食も用意するなど、数々の受賞歴を誇るUAEの機内サービスを提供する。
UAEによると、インドやロシア、中国に加え、中東や欧州でプライベート旅行に対する需要が高まっているという。
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エミレーツ・エグゼクティブ