ボーイングは現地時間1月27日、台湾のチャイナエアライン(中華航空、CAL/CI)が777F貨物機を4機追加発注したと発表した。カタログ価格で総額14億ドル(約1600億円)の受注額となる。2023年から引き渡しを始める見込み。
世界の貨物需要が旺盛であることから、チャイナエアは18機の747-400F貨物機を補完しつつ、更新機材として777Fを追加導入する。
ボーイングの受注歴によると、チャイナエアは2019年に777Fを6機発注しており、2020年12月に初号機(登録記号B-18771)が引き渡され、これまでに3機の777Fを受領済み。今回の発注で同社の777Fは計10機となる。
2021年のチャイナエアの貨物収入は、コロナ前の2019年を186%上回り、旅客収入が96%減となったことを補っている。航空貨物輸送では世界第5位で、今回発注分の4機は2023年に受領を開始し、2024年までに全機そろう見通し。
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