エアバスは、イラク航空(IAW/IA)にA220-300型機の初号機を引き渡したと現地時間1月7日に発表した。中東で初めて同型機を運航する1社になるという。
イラク航空はA220を5機受領予定。座席数は2クラス132席で、ビジネスクラス12席、エコノミークラス120席となり、機材更新に充てる。
A220は、カナダのボンバルディアが開発した小型旅客機「Cシリーズ」が改称したもの。Cシリーズの製造や販売を担う事業会社「CSALP」を、エアバスが2018年7月に買収したことで改めた。Cシリーズは、CS100(100-135席)と、中胴が3.7メートル長いCS300(130-160席)の2機種が開発され、CS100をA220-100、CS300をA220-300に改称した。
エアバスの受注歴によると、11月末時点で受注はA220-100が94機、A220-300が556機の計650機、納入はA220-100が50機、A220-300は136機の計186機となっている。また、A220をベースとしたビジネスジェット機「ACJ TwoTwenty(ACJ220)」の引き渡しも今月から始まっている。
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