ボーイングは現地時間1月6日、アトラスエアー(GTI/5Y)などを傘下に持つアトラス・エア・ワールドワイドから777F型貨物機を4機受注したと発表した。
777Fの貨物搭載量は102トンで、航続距離は9200キロ(4970海里)。アトラスは777Fを14機保有しており、今回の発注分と合わせて18機体制になる。eコマース(電子商取引)やエクスプレス貨物の需要拡大に対応する。
アトラスの発注は2021年12月で、ボーイングは今回の契約を「貨物機ファミリーにとって、新造機と改修機を含め記録的な2021年を締めくくるもの」としている。
アトラスは747-8Fや747-400Fなど747の貨物機を世界最多の49機保有。2021年1月には、747-8Fの最終生産分4機を発注している。
また、787の主要部位を日本などから米国の最終組立工場へ運ぶ専用貨物機747-400LCF「ドリームリフター(Dreamlifter)」や、通販世界最大手アマゾンの自社貨物便「Amazon Air」の767貨物機の運航なども受託している。
関連リンク
Atlas Air Worldwide
Boeing
ボーイング・ジャパン
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