ボーイングは現地時間1月5日、米LCCのアレジアント航空(AAY/G4)が737 MAXを最大100機発注すると発表した。確定発注とオプションが50機ずつで、同社が737 MAXを発注するのは初めて。アレジアントは「ULCC(超低コスト航空会社)」と言われており、ボーイングにとって初の契約になった。
機種は737-7(737 MAX 7)と737-8-200(737 MAX 200)。メーカーの最大座席数は737 MAXの中でもっとも胴体が短く、737-700の後継となる737-7が1クラス172席、737-800の後継機737-8(737 MAX 8)のLCC向け仕様である737-8-200は同210席となる。
アレジアントはボーイングから直接導入。ボーイングによると、737 MAXは既存機と比べて燃費とCO2(二酸化炭素)排出量を20%ずつ削減するという。
同社は現在、エアバス319型機とA320を計108機運航している。日本の航空会社が運航していた機体も受領しており、ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下のLCCであるバニラエア(現ピーチ・アビエーション)のA320(登録記号JA02VA)がアレジアント機(N209NV)になった。同機は2021年12月23日に羽田から離日している。
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737 MAX
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