ボーイングは現地時間12月21日、UPS航空(UPS/5X)から767-300F貨物機を19機受注したと発表した。2023年から2025年までに引き渡される見通し。
UPSは767-300Fのローンチカスタマーとして1995年10月に初受領し、今回の追加発注を合わせると91機が発注済みで、11月末時点で71機を受領済み。eコマース(電子商取引)やエクスプレス貨物の需要が急増していることから、追加発注した。
767-300Fは旅客機の767-300ERをベースに開発され、ペイロード(有償搭載量)は最大52.5トンで、航続距離は3255海里(約6028キロ)となっている。
UPSが運航しているボーイング製貨物機は現在、747、757、767、MD-11を合わせて236機となる。
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