航空業界のブランドや客室デザインなどを手掛けるLIFT Aero Design(リフト・エアロ・デザイン)は、セブパシフィック航空(CEB/5J)が11月に受領したエアバスA330-900(A330neo)型機の客室デザインを担当した。
第一印象が重要であることから、搭乗ドアの天井照明パネルにはティールブルーの色合いを採用。シートはスポーティな外観が特徴で、青みがかったグレーのレザーが落ち着いた雰囲気を演出し、セブパシフィック航空を示す黄色と青のステッチを施した。
客室前壁と後壁には、セブの名産品であるマンゴー模様を描き、ラバトリー(化粧室)の内壁の一面に黄色い2種類のトーンでも描いた。
LIFTのダニエル・ダニエル代表は、「このプロジェクトの最大の目的は、セブパシフィック航空のブランドDNAを客室に吹き込むことでした」と述べている。
セブパシフィックのA330-900は1クラス459席で、16機発注済み。フィリピン国内線のほか、豪州など長距離路線に投入する。
LIFT Aero Designは、東京とシンガポールに拠点を置くデザイン会社LIFTストラテジック・デザインのブランド。香港エクスプレス航空(HKE/UO)の制服のデザインなども手掛けている。
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Cebu Pacific
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