エミレーツ航空(UAE/EK)は、ボーイング777型機とエアバスA380型機の大規模改修を2022年末から実施する。対象は105機で、2020年12月にお披露目したプレミアムエコノミーを設ける。
内訳は777が53機、A380が52機。プレエコを導入するほか、777には1-2-1席配列の新しいビジネスクラスへの改修も検討している。777のプレエコは24席で、ビジネスクラス直後のエコノミークラス5列を撤去し、2-4-2席配列で新設する。A380は56席で、メインデッキ(1階席)前方に2-4-2席配列で設ける。
改修は2022年末から18カ月の計画で、ドバイの同社エンジニアリング・センターで実施。完了後にプレエコを搭載する機材は、今年12月までに受領予定のA380新仕様機6機を含め、総数111機になる。
同社のA380は11月に最終号機が引き渡される予定だったが、現在は年内となる見込み。同機が納入されると、A380は完納となる。
関連リンク
エミレーツ航空
エミレーツ航空初のプレエコ
・エミレーツ航空、A380にプレエコ 新仕様機に56席(20年12月31日)
・エミレーツ航空、A380新仕様はプレエコ付484席 シャワー室も新デザイン(21年1月2日)
最終号機
・A380最終号機、独ハンブルクへ エミレーツ向け、年内で生産終了(21年3月18日)
・A380最終号機の機首がトゥールーズ到着 2021年生産完了、エミレーツ向け(20年6月26日)
エミレーツ航空
・エミレーツ航空、777F貨物機を2機追加発注(21年11月15日)
・エミレーツ航空、A380リサイクル開始 初号機のバーカウンター、家具に作り変え(21年11月2日)
・A380、11月に完納へ エミレーツ航空、注残3機受領で(21年9月2日)