仏CMA CGMグループの航空貨物部門CMA CGMエアカーゴは現地時間11月19日、エアバスが開発する大型旅客機A350をベースにした最新貨物機A350Fを4機発注したと発表した。
エアバスはA350Fの詳細を明らかにしていないが、CMA CGMによると100トン以上の貨物搭載量で、航続距離は約9000キロになるという。
CMA CGMエアカーゴは今年2月に設立。現在A330-200F貨物機を4機保有し、2022年春にボーイング777F貨物機を2機導入する予定。A350Fは2025年の就航を視野に入れており、CMA CGMはA350Fの導入で長距離路線を強化する。
14日から開かれたドバイ航空ショーでは、米国の航空機リース大手ALC(エア・リース・コーポレーション)もA350F導入に向け、エアバスと基本合意書(LoI)を締結している。
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