シンガポール航空(SIA/SQ)は現地時間11月16日、ボーイング737-8(737 MAX 8)型機に搭載される新シートなど客室プロダクトを発表した。ビジネスクラスは大型機と同じくフルフラットシートを採用した。
座席数は2クラス154席で、ビジネスクラス10席、エコノミークラス144席。フルフラットになるビジネスクラスのシートは、 ロンドンを拠点とするファクトリーデザイン社が設計し、 トンプソン・エアロ・シーティングが製造。座席配列は1列目と3列目が2-2席、2列目のみ1-1席となる。シートピッチは44インチ(約112センチ)、シート幅は最大22インチ(約56センチ)、ベッドの長さは76インチ(約193センチ)、個人用モニターは16インチで、電源コンセントと2つの充電用USB端子を備える。
エコノミークラスはコリンズ・エアロスペース製の最新型スリムシートを採用した。座席配列は1列3-3席で、シートピッチは30インチ、シート幅は18インチ、個人用モニターは10インチで、充電用USB端子を1つ備える。電源コンセントはなし。
機内エンターテインメントシステム(IFE)は、米パナソニック・アビオニクス製「Xシリーズ」を採用。シンガポール航空が提供する「クリスワールド(KrisWorld)」のコンテンツを利用できる。また、同社製機内Wi-Fiやモバイルデータ接続サービスも採用された。
短中距離路線に投入する737-8は単通路(ナローボディー)機で、777や787のような双通路(ワイドボディー)機と同等の快適性を目指した。今後数週間以内にブルネイ、 カンボジア、 インドネシア、 マレーシア、 モルディブ、 ネパール、 タイをはじめとする短中距離路線に順次就航を予定している。
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