1998年の就航以来、初の機材更新を進めている北海道エアシステム(HAC、NTH/JL)の仏ATR製ターボプロップ機ATR42-600型機の3号機(登録記号JA13HC)が11月8日午後、拠点の札幌・丘珠空港へ到着した。HACは日本航空(JAL/JL、9201)の子会社で、JALグループが加盟する航空連合「ワンワールド・アライアンス」の特別塗装をATR機では世界で初めて施した機体となった。初便は9日朝の函館行きJL2743便を予定している。
3号機は新造機で、ATRの工場がある仏トゥールーズを現地時間9月29日午前10時35分(日本時間同日午後5時35分)に出発。ギリシャとエジプト、オマーン、モルディブ、スリランカ、インドネシア、フィリピンを経由し、鹿児島には6日目の10月4日午後2時40分に到着した。HACは日本航空(JAL/JL、9201)のグループ会社で、機材整備を同じくJALグループで鹿児島を拠点とする日本エアコミューター(JAC/JC)に委託しており、これまでの2機のATR42も鹿児島で就航前整備を終えてから丘珠入りしている。
当初は鹿児島空港を7日午前に出発し、丘珠へ同日午後に着く予定だったが、機材トラブルで1日延期となった。8日は鹿児島を午前10時22分にNTH4250便として出発し、同36分に離陸。丘珠には午後1時40分に着陸し、4番スポットへ同43分に到着した。9日の初便は、丘珠を午前9時20分に出発し、午前10時に函館へ到着するJL2743便となる見通し。
HACのATR42は22年ぶりに導入した新機材で、1998年3月の就航当初から運航してきたサーブ340B型機3機を置き換える。初号機(JA11HC)は2020年4月12日に、2号機(JA12HC)は今年4月20日に就航した。3号機が就航すると、最後まで残ったサーブの2号機(JA02HC)が12月27日に退役し、HAC初の機材更新が完了する。
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関連リンク
北海道エアシステム
ATR 日本語版ウェブサイト
初便は函館行き
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夜の丘珠空港に3機のATR並ぶ
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3号機
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写真特集・HAC ATR42-600初号機丘珠到着
前編 22年ぶり新機材
後編 サケや利尻昆布で北海道を表現