ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)の3機目となるボーイング787-8型機(登録記号JA824J)が10月29日朝、羽田空港から成田空港へ回航された。親会社の日本航空(JAL/JL、9201)が運航していた機体で、羽田でJAL塗装からZIPAIRのデザインに塗り替えられ、客室改修は成田で実施する。
JA824Jは2012年9月24日にJALへ引き渡された機体で、同社での運航から離れる前の座席数は2クラス206席のE03仕様だった。成田では12月中旬まで客室改修を予定しており、就航は12月下旬となる見込み。
2020年6月に就航したZIPAIRの787-8は、運航中の初号機(JA822J)と2号機(JA825J)はJALが運航していた機体。座席数は2クラス290席で、フルフラットシートを採用したビジネスクラスにあたる「ZIP Full-Flat(ジップ・フルフラット)」が18席、エコノミークラス「Standard(スタンダード)」が272席となっている。
29日の3号機のフェリーフライトは、JL8122便として羽田のスポット105Pを午前5時57分に出発し、D滑走路(RWY05)を午前6時17分に離陸。成田のA滑走路(RWY34L)へ午前6時37分に着陸して、同49分にスポット74へ到着した。
ZIPAIRは現在、成田-バンコク、ソウル、ホノルル、シンガポールの4路線を運航。今後は年2機ずつ増機して2024年度には10機体制を目指す。今年度に導入を計画している3号機と4号機のうち、1機は新造機を受領する見込みだが、ボーイングの製造工程で不具合が生じたことなどから、当初は新造機を予定していた3号機は2号機までと同じ元JAL機になった。ZIPAIRによると、4号機は計画通り新造機になるといい、2022年度中に5号機と6号機を受領する見込み。
関連リンク
ZIPAIR
3号機初便出発前に3機並びも
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機内の動画(YouTube Aviation Wireチャンネル)
・ZIPAIR 787-8 JA822J機内公開 フルフラットシートも
写真特集・ZIPAIR 787-8の機内
(1)フルフラット上級席ZIP Full-Flatは長時間も快適
(2)個人用モニターなし、タブレット置きと電源完備のレカロ製普通席
(3)LCC初のウォシュレット付きトイレ
グループLCC3社の事業説明
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【お知らせ】
客室改修やフェリーフライトの実績を加筆しました。(21年10月29日 12:54 JST)