11月18日に解禁日を迎えるボジョレー・ヌーボーが10月23日、全日本空輸(ANA/NH)のフランクフルト発NH204便(ボーイング787-9型機、登録記号JA928A)で羽田空港へ午前7時25分に到着した。午前8時50分ごろからは東京税関の職員による検品が行われた。ANA便での初荷到着は2017年以来4年ぶりとなった。
ボジョレー・ヌーボーは、仏ブルゴーニュ地方のボジョレー地区で収穫したブドウを発酵させた新酒で、サントリーの初荷は23日に羽田、24日は関西空港に到着する。羽田に到着した初荷は重さ約3トンで、221ケース3192本だった。
輸入元のサントリーワインインターナショナルによると、今年のボジョレー・ヌーボーは、「イチゴやチェリーなどの赤い果実の香りがふわっと感じられ、シルクのように優しいタンニンとともに、採れたて果実の果汁が広がる」という。今年は4月の霜害以降は天候に恵まれてよいブドウが育ち、収穫は9月13日から始まった。コロナの影響により、昨年は家庭用の販売が好調だったという。
ボジョレー・ヌーボーは、欧州域外へ出荷できる日が例年は10月下旬だが、昨年に続いて今年も新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、輸送期間に余裕を持たせるため、約1週間前倒しされて10月22日になった。サントリーのボジョレー・ヌーボーは羽田と成田、関西、福岡、新千歳の5空港に計61便で到着する予定で、輸入数量は前年比2%増の合計5万5000ケース、83万3157本となる見込み。
関連リンク
ボジョレー・ヌーボー(サントリー)
全日本空輸
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