川崎重工業(7012)は、四国航空から最新中型双発ヘリコプター「H145//BK117 D-3」を受注した。香川県のドクターヘリとして運用される予定で、川重のD-3受注は9機となった。
D-3はBK117 D-2の改良型で、フルフラットフロアを備えたキャビン、後部の観音開きカーゴドア、高高度でのホバリング性能の向上、低騒音化、最新アビオニクス搭載といった特長を継承。最新式の5枚ブレードによるメインローター・システムの採用などにより、D-2と比べて有効搭載重量が約150kg増え、整備期間を約50%短縮した。
BK117は川重と旧西ドイツのMBB(メッサーシュミット・ベルコウ・ブローム、現エアバス・ヘリコプターズ・ドイツ)が共同開発し、1982年に国産ヘリとして初の型式証明を取得。1983年に初号機を納入した。
9月30日時点で、川重の納入分は182機。エアバスヘリ納入分を合わせると、世界で1600機以上が引き渡されており、ドクターヘリ、人員や物資輸送、警察、消防、防災、報道などの分野で運用されている。
関連リンク
BK117-D3型の紹介(川重)
川崎重工業
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・福岡市、川重BK117 D-3発注 消防・防災ヘリに(21年7月5日)
・川崎重工、BK117 D-3の型式証明取得 日本で飛行可能に(21年6月5日)
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・川重、中日新聞からBK117 D-3受注 報道ヘリ初(20年12月9日)
・川重、朝日航洋からBK117 D-3初受注(20年11月24日)
・川重、BK117 D-3受注 警察庁とミネベアミツミ現地法人から(20年6月18日)