全日本空輸(ANA/NH)は10月10日夜、羽田空港のラウンジに試験導入する防音個室ブースを報道関係者に公開した。リモートワークでWeb会議に参加するラウンジ利用者向けで、11日午前9時から利用できるようにする。
ANAが羽田空港のスイートラウンジに試験導入する「テレキューブ」を紹介する地上係員=21年10月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
第2ターミナル南側4階にある国内線の最上級ラウンジ「ANAスイートラウンジ(SUITE LOUNGE)」に、ブイキューブ(3681)の防音個室ブース「テレキューブ」を設置。オフィス向けの1人用「ソロ」を3台導入した。外部の音が気にならず、内部からの音もれが少ない防音設計で、ブース内にはパソコン用デスクやソファ、コンセント、照明、換気ファンを備えており、ラウンジのWi-Fiにも接続できる。大きさは幅1200mm×奥行き1200mm×高さ2315mm。
利用時間は最大1時間で、ラウンジの受付で係員からブースのカギを受け取り入室する。飲食は不可で、ANAによると防音や衛生面、居住性などからテレキューブを選んだという。ブイキューブによると、テレキューブの設置場所のうち95%程度はオフィス内で、空港にマイル会員向けなどで設置するのは今回が始めて。
ANAによると、スイートラウンジは既存の電話ブースの構造上Web会議などが難しく、周囲の音や視線を気にせずに利用できる個室のスペースを求める声があったことから、トライアルを決めたという。期間は3カ月間で、利用者からオンラインでアンケートを取り、ラウンジ係員からもヒアリングして実用化に向けた検討を進める。
スイートラウンジはANAのマイル制度「ANAマイレージクラブ(AMC)」の最上位ステータス「ダイヤモンドサービス」会員と、「ラウンジアクセスカード」所有者のみ入室できる。
*写真は13枚。
ANAが羽田空港のスイートラウンジに試験導入する「テレキューブ」を紹介する地上係員=21年10月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ANAが羽田空港のスイートラウンジに試験導入する「テレキューブ」=21年10月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ANAが羽田空港のスイートラウンジに試験導入する3台の「テレキューブ」=21年10月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ANAが羽田空港のスイートラウンジに試験導入する3台の「テレキューブ」=21年10月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ANAが羽田空港のスイートラウンジに試験導入する「テレキューブ」の利用イメージ=21年10月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ANAが羽田空港のスイートラウンジに試験導入する「テレキューブ」の利用イメージ=21年10月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ANAが羽田空港のスイートラウンジに試験導入する「テレキューブ」=21年10月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ANAが羽田空港のスイートラウンジに試験導入する「テレキューブ」の利用イメージ=21年10月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ANAが羽田空港のスイートラウンジに試験導入する「テレキューブ」=21年10月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ANAが羽田空港のスイートラウンジに試験導入する「テレキューブ」=21年10月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ANAが羽田空港のスイートラウンジに試験導入する「テレキューブ」のコンセント類=21年10月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
使用後の「テレキューブ」を清掃するANAの係員=21年10月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
関連リンク
羽田空港 国内線ラウンジ(全日本空輸)
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