エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2021年10月4日 18:47 JST

JALのA350、12号機が5日就航 那覇行きJL903便

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 日本航空(JAL/JL、9201)は、羽田空港へ10月2日に到着したエアバスA350-900型機の12号機(登録記号JA12XJ)を5日の羽田発那覇行きJL903便から投入する。

羽田空港に到着したJALのA350-900 12号機JA12XJ=21年10月2日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 12号機は、エアバスの最終組立工場がある仏トゥールーズで現地時間9月28日に引き渡され、羽田には2日午前9時58分に到着。4日までは羽田の格納庫で客室内に鶴丸ロゴを飾るなどの「就航前改修」を行っていた。

A350の国内線ファーストクラスを紹介するJALの客室乗務員=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 JALのA350-900は国内線用機材で、12号機の座席数はこれまでの機体と同じ3クラス369席(ファーストクラス12席、クラスJ 94席、普通席263席)。全クラスに新シートを導入し、全席に電源コンセントと充電用USB端子、個人用画面を備え、機内インターネット接続「JAL Wi-Fiサービス」を無料で提供する。繁忙期などには、普通席を増やした3クラス391席仕様(ファーストクラス12席、クラスJ 56席、普通席323席)に変更できる。

 ボーイング777型機の後継機となるJALのA350は、確定発注は標準型のA350-900が18機、長胴型のA350-1000が13機の計31機で、このほかにオプション(仮発注)で25機購入できる契約を締結している。A350-1000は長距離国際線用777-300ERの後継機で、2023年度の就航を計画している。

 国内線仕様の777は、1年前の2020年9月末時点で777-200(3クラス375席:ファースト14席、クラスJ 82席、普通席279席)が9機と777-300(2クラス500席:クラスJ 78席、普通席422席)が4機の計13機が在籍していたが、これらの国内線仕様機は今年3月末ですべて退役済み。A350-900は今年度内に15号機まで引き渡され、2022年3月末の時点では14機が運航中となる見込み。

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