ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下の全日空商事がオークションサイト「ヤフオク!」に初出品した国際線ファーストクラスシートのモックアップは、9月26日午後9時31分に入札が締め切られ、380万6000円(税込418万6600円)が落札額となった。羽田-ロンドン線のファーストクラス往復運賃約330万円を超える値が付いた。
今回出品したシートのモックアップは、2011年に登場した全日本空輸(ANA/NH)の国際線ファーストクラス「ANA FIRST SQUARE(ANAファースト・スクウェア)」で、2019年に登場した最新ファーストクラス「THE Suite(ザ・スイート)」の一つ前の世代にあたる。ボーイング777-300ER型機に搭載されているシートのモックアップで、実機に搭載されたことはないが、お披露目イベントなどで使われてきたもの。入札開始額は7730円(税込)で、356件の入札があった。
大きさは約115センチ×242センチ×131センチ、重さは台座を含めて約400キロ。送料は別途必要で、届け先が東京23区内の場合は平日が最大30万円程度、休日は約10万円増しになる。
初出品の今回はファーストクラスのモックアップに加え、2019年に就航した777-300ERの新仕様機のうち、ファーストとビジネスの両クラスに設置している電動シェード付きウインドウフレームも出品。実機から取り下ろしたもので、773円(税込)の開始額に対し、落札額は45万9000円(税込50万4900円)で入札件数は98件だった。
第2弾は10月をめどに出品し、国際線ビジネスクラスのモックアップシートのほか、747-400(登録記号JA8094)のモデルプレーンや、JA8094の機体識別板(銘板)を用意する。
*モックアップやウインドウフレームの写真はこちら。
関連リンク
国際線ファーストクラスモックアップシート(ヤフオク!)
ボーイング777-300ERウインドウフレーム (ヤフオク!)
SorANAka
全日本空輸
モックアップとウインドウフレーム
・ANA、ヤフオクにファーストクラスのシート出品 21日から入札受付(21年9月17日)
モックアップと同じファーストクラス
・個室感と開放感を両立したビジネスクラス 写真特集・ANA新仕様777-300ERができるまで(機内編)(15年3月24日)
写真特集・ANA新777-300ER
(1)43インチ4Kモニターと引き戸付き個室ファーストクラス(19年7月13日)
(2)ドア付き個室ビジネスクラス(19年7月15日)
(3)世界最大の個人モニター備える1列10席エコノミー(19年7月17日)
(4)木目調パネルで落ち着いた空間(19年7月19日)