九州の地域航空会社3社と全日本空輸(ANA/NH)、日本航空(JAL/JL、9201)の5社が出資する地域航空サービスアライアンス有限責任事業組合(EAS LLP)は9月8日、コロナ後に向けて就航地域の魅力を訴求し、離島生活路線などの共同プロモーションを始めると発表した。2022年3月31日まで実施する。
EAS LLPは2019年10月25日設立。天草エアライン(AHX/MZ)とオリエンタルエアブリッジ(ORC/OC)、日本エアコミューター(JAC/JC)の九州3社と大手2社の5社が出資し、経営環境が厳しい地域航空会社が存続できるよう、ANAとJALの系列の垣根を越えた取り組みを4年間の予定で進めている。
今回の取り組みでは、加盟5社が就航する地域の自然景観や生活文化、伝統的歴史といった観光資源や魅力を紹介し、商品やサービスの紹介などの情報を発信していくという。
第1弾として、世界遺産をテーマに地域の魅力を各社のSNSや自社媒体で取り上げる。鹿児島県の屋久島(93年登録)や明治日本の産業革命遺産(15年登録)、長崎・天草の潜伏キリシタン関連遺産(18年登録)、7月に世界自然遺産に登録が決定した鹿児島県の奄美大島と徳之島、沖縄島北部と西表島に関する情報を発信する。第2弾は食の魅力など離島の特色を生かしたテーマを設定するという。
関連リンク
天草エアライン
オリエンタルエアブリッジ
日本エアコミューター
全日本空輸
日本航空
EAS LLP – 地域航空サービスアライアンス有限責任事業組合(Facebook)
・ANA/JAL垣根越え九州3社結集 天草エア・ORC・JACが2社と地域航空アライアンス設立(19年10月26日)