全日本空輸(ANA/NH)を中核とするANAグループは9月6日、東京オリンピックに出場した社員アスリートによる社内報告会をオンラインで開催し、144人の社員が参加した。
女子バスケットボールで銀メダルを獲得したANAエアポートサービスの本橋菜子選手(27)と、陸上男子200メートルに出場したANAの山下潤選手(24)が出席。競泳女子400メートルリレーの大本里佳選手(24)は海外遠征のため、ビデオメッセージを寄せた。
ANAの東京オリンピック・パラリンピック推進本部長を務めた井上慎一専務は、「本橋選手の悔しがりを見て、勝ちにこだわるのは大事だと思った。パッションがあるから困難が乗り越えられる。困難はこれからある。くじけそうになった時は、印象に残ったシーンを思い浮かべて次の高みを目指そう」と社員に呼びかけた。
銀メダルを獲得した本橋選手は大会延期決定後、けがを負うという困難に直面した。「思い描いていたオリンピックとは違うものになったが、自分のできることは最善を尽くしてやってこれた。すべてを出し切ることができた」と報告。「無観客だったので良い意味でオリンピックを意識せず、これまでの国際大会と同様に臨めたのは良かった」と、無観客をポジティブに捉えて味方につけた。
予選敗退となった山下選手は「悔しい気持ちがあるから練習に励める」と今後の活躍を誓った。予選9位に終わった大本選手は「悔いの残る結果になったが、母国開催で出場できたのは誇りに思う」と気持ちを切り替えた。
関連リンク
ANA Blue Monsters
アスナビ採用社員・社員アスリート紹介(ANA)
全日本空輸
・ANA、東京五輪社員選手のオンライン激励会 競泳大本・陸上山下両選手(21年7月7日)