全日本空輸(ANA/NH)は9月6日、国際線エコノミークラス機内食の通信販売が100万食を突破したと発表した。販売を始めた2020年12月11日から数えて270日目(8カ月と27日)で到達した。
通販の機内食は、ANAグループで機内食を手掛けるANAケータリングサービス(ANAC)が製造。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で国際線の大量運休となり、2020年3月から社内で検討が始まり、5月下旬にグループ会社向けに販売して課題を抽出した。その後、10月30日に一般販売することが正式決定し、初日の12月11日を迎えた。
当初は売り切るまでに数日かかっていたが、年明け1月には約30分で完売したこともあった。販売から約1カ月で約7500セット、9万食を売り上げ、人気商品になった。
1セットは3種類の機内食が4食ずつ計12食入り。第1弾のメニューは、洋食が「ビーフハンバーグステーキ デミグラスソース」「ビーフシチュー&とろとろ玉子のオムライス」「タンドリーチキン風サフランライス添え」、和食は「牛すき焼き丼」「チキン南蛮丼」「紅鮭の彩り御飯」、子供向けは「お子様向けミール(みなみ星)」「お子様向けミール(くまさん)」「鶏唐揚げと彩り野菜弁当」だった。
価格は1セット9000円で、ANAカードで購入すると5%引き。冷凍された状態で発送される。ANAの通販サイト「ANAショッピング A-style」と楽天市場で販売している。
関連リンク
機内食・ラウンジ提供食(A-style)
ANA FINDELISH(ANA公式ギフトショップ楽天市場店)
全日本空輸
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