ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下のANAあきんど(旧ANAセールス)は、羽田空港第2ターミナル内で全国の土産物を扱う「ANA FESTA 羽田B1 フロアギフト店」で、全日本空輸(ANA/NH)の庄内線就航30周年を記念したキャンペーンを9月から始めた。特賞では羽田-庄内線のペア航空券や、山形の銘酒・十四代と初孫のセットが当たる。
山形県北西部にある庄内空港は、1991年10月1日開港。羽田-庄内線は1日1往復で就航した。現在は1日4往復の計画に対し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で減便が生じているため、1日2-3往復を運航しており、機材はエアバスA320neo(2クラス146席)を主に投入している。
第2ターミナル地下1階にあるフロアギフト店は8月27日に既存店をリニューアルした際、東京土産中心の品揃えから全国の土産物に転換し、店頭に「プロモーションコーナー」を設けた。今回のキャンペーンは同コーナーで11月30日まで実施する。
キャンペーンの対象は、フロアギフト店で山形・庄内の商品を購入した人。酒田米菓の「オランダせんべい」をプレゼントし、アンケートに回答した人の中から抽選で特賞から4等までの商品をプレゼントする。
特賞は期間中1回の抽選で、ペア航空券と十四代・初孫セットが1人ずつ当たる。1等から4等までは毎月末締切で抽選し、1等は山形の地酒(各回5人で計15人)、2等は庄内空港のゆるキャラ「まめうさ」のモデルプレーン(各回5人で計15人)、3等は山形県産米やだだちゃ豆、季節のフルーツなど庄内の名産品(各回5人で計15人)、4等はANAオリジナルグッズ(キャリーオンバッグ・スマホリング)で各回15人計45人となっている。
キャンペーンにより、庄内地域の認知度向上や産品販売の促進、庄内線の利用促進につなげる。
羽田-庄内線の2018年度から2020年度の利用実績は、2018年度の旅客数が前年度比1.8%増の37万3923人、搭乗率は5.0ポイント上昇し68.7%、2019年度は旅客数が6.4%減の34万9876人、搭乗率が5.1ポイント低下し63.6%、コロナ影響を受けた2020年度は旅客数が79.8%減の7万739人、搭乗率が29.2ポイント低下し34.4%となった。9月3日に発表された7月の旅客数は前年同月比10.7%増の7893人、搭乗率は24.4ポイント上昇し60.6%だった。
関連リンク
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