ボーイング, 企業, 機体 — 2021年9月2日 13:18 JST

737MAX、米リース会社グリフィンが5機発注

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 ボーイングは現地時間9月1日、航空機リース会社グリフィン・グローバル・アセット・マネジメントが737-8(737 MAX 8)を5機発注したと発表した。今回の契約で737 MAXファミリーの今年の受注はグロスで529機になった。

グリフィンの737-8のイメージイラスト(ボーイング提供)

 グリフィンはロサンゼルスとダブリンに拠点を置き、ボーイングへ直接発注するのは初めて。グリフィンのライアン・マッケナCEO(最高経営責任者)は「市場回復により戻ってきた乗客の需要を満たすバランスの取れたキャパシティを提供する」と選定理由を述べた。

 737-8の標準座席数は1クラス189席で、日本をはじめ多くの航空会社に採用されている737-800の後継機。737 MAXファミリーの標準型である同機のほか、胴体が短い737-7(同172席)、長胴型の737-9(同220席)、737-9の胴体を66インチ(約1.7メートル)延長した737-10(同230席)がある。

 ボーイングは2020年の運航再開と前後し、737 MAX 8に関する報道発表では型式を示す「737-8」表記を使い始めたが、機体のシリーズを示す「ファミリー」やブランドとしては「737 MAX」を引き続き使用。報道発表で「737 MAX」表記を最小限に抑える一方、ウェブサイトでは「737 MAX 8」など従来の機種名で紹介しており、表記が統一されていない。

関連リンク
Griffin Global Asset Management
Boeing
ボーイング・ジャパン

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