エアバスは現地時間9月1日、カザフスタン共和国から軍用輸送機A400Mを2機受注したと発表した。初号機は2024年に引き渡される見通し。
グループの防衛宇宙部門エアバス・ディフェンス・アンド・スペースによると、ドイツ、フランス、イギリス、スペイン、トルコ、ベルギー、マレーシア、ルクセンブルクに続き、カザフスタンは9番目の運用国になる。今回の契約で、総受注機数は176機になった。
A400Mはターボプロップエンジン4基で飛行する輸送機。初号機(MSN7)は2013年8月1日にフランス空軍へ引き渡された。最大ペイロードは37トン、巡航速度は最大マッハ0.72、最大高度は3万7000フィート。今年5月に100機目がスペイン空軍に引き渡された。
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Defence – Airbus
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