エアライン — 2021年8月26日 16:53 JST

スカイマーク、9月に40億円調達 無償減資も実施

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 スカイマーク(SKY/BC)は8月26日、増資と劣後ローンによる総額40億円の資金調達を9月28日に実施すると発表した。いずれも7月に主要条件が合意したことを明らかにしていたもの。持ち株比率は増資後も変わらず、現株主の投資ファンド「インテグラル」と関連ファンドが過半数を維持する。

9月に40億円の資金調達を実施するスカイマーク=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 普通株式による増資が20億25万円と、資本性劣後ローンが20億円。劣後ローンは日本政策投資銀行(DBJ)が貸付人で、借入期間は10年間となる。9月28日の増資の効力発生と同時に無償減資を実施し、減少する資本金及び資本準備金の全額をその他資本剰余金に振り替える。無償減資は、会社の純財産を減少させずに資本金額を減少させる。

 増資後の持ち株比率は、インテグラルと関連ファンドが50.1%、UDSエアライン投資事業有限責任組合が33.4%、ANAホールディングス(ANAHD、9202)が16.5%となる予定で、増資前と同じ。

 スカイマークの2021年3月期通期決算は、純損益が163億4200万円の赤字(20年3月期は12億6500万円の赤字)と2期連続で最終赤字となった。また、資本金を1億円に減資している。

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