ANA、訓練施設でパイロット体験　777のシミュレーター1時間

　全日本空輸（ANA/NH）を傘下に持つANAホールディングス（ANAHD、9202）は8月6日、航空会社の仕事や訓練を体験できる「ANA Blue Base Tour」の第2弾として、パイロット体験ツアーを10日から販売すると発表した。羽田空港近くの総合訓練施設「ANA Blue Base（ABB、ANAブルーベース）」でボーイング777型機のフルフライトシミュレーター（FFS）を使い、現役のパイロットが解説する。

777のシミュレーター体験会を訓練施設「ANAブルーベース」で開くANA＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　ツアーでは、現役パイロットが仕事内容や操縦について説明。FFSでの操縦体験は約60分間で、2種類の中から選ぶ。好きな空港を選択して空港周辺のフライトと離着陸を複数回できる「周遊フライトコース」と、羽田－伊丹間を実際の定期便と同じく自動操縦も使いながら、揺れや雲の中の飛行なども体験する「定期便フライトコース」を用意する。

　開催日は9月12日（日）と18日（土）、25日（土）、26日（日）、10月2日（土）、9日（土）、16日（土）、23日（土）、30日（土）。各日2回実施する。1回1組で、1組最大2人まで。参加条件は10歳以上で、身長140センチ以上。15歳未満は20歳以上の大人の同伴が必要になる。第1弾の客室乗務員体験と整備士体験では年齢の上限を設け、小中学生をメインターゲットにしていたが、今回は最低年齢と身長をクリアしていれば、誰でも申し込める。

　価格は1組15万円（税込）。8月10日から同社サイトで受け付ける。申し込み期間は9月開催が8月10日午後2時から16日午前10時まで、10月分は8月10日午後2時から31日午前10時まで。

　ANAはブルーベースツアーを7月から開催。9月と10月には、客室乗務員の仕事を体験する「CA体験ツアー」を追加開催する。

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