鹿児島県の奄美大島と徳之島、沖縄島北部と西表島の4地域がユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界自然遺産への登録が7月26日に決定したことを受け、日本航空(JAL/JL、9201)グループで沖縄を拠点とする日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)と琉球エアーコミューター(RAC)は27日、登録記念の取り組みを実施すると発表した。県内登録地の環境保全活動などを進める。
JTAとRACは、2016年から登録推進活動を進めてきた。2019年8月31日には、JTAの特別デザイン機「世界自然遺産号」(ボーイング737-800型機、登録記号JA11RK)を那覇空港で公開。沖縄県主催の図画コンクールで小中学生が地域の希少動植物を描いた入賞作品を、機体にラッピングした。今年3月20日には、2回目のコンクール入賞作品に衣替えした同機がお披露目され、JTA機では初めて機体全体をデカールで覆った。同機は引き続き運航する。
機内誌「Coralway」や機内エンターテインメントでも世界自然遺産を特集。また、環境保全と観光振興につながる「西表島エシカルツアー」などを計画しており、地域特産品のブランディングもJALグループが協力し、環境保全や希少種の保護など地域課題の解決に向けた取り組みも取り上げる専用ポータルサイトをJALのウェブサイト内に開設する。
関連リンク
祝「世界自然遺産」「世界文化遺産」 登録おめでとう!(専用ポータルサイト)
日本トランスオーシャン航空
琉球エアーコミューター
日本航空
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