ハワイ大学マノア校シャイドラービジネスカレッジと日本航空(JAL/JL、9201)は7月21日、連携協定の覚書を締結した。ハワイでのデジタル技術を活用したイノベーション活動や、ハワイ大生をJALグループでインターンとして受け入れ、観光以外の分野でも協業する。
ハワイ観光アプリ「HAWAIICO」を活用し、航空や鉄道、バス、タクシーなど、マイカー以外の交通手段を1つの移動手段として捉える概念「MaaS(マース:Mobility as a Service)」に関するデータベースマーケティングの共同研究や、研究を基にした事業の検討などを進める。
また、両者が参画する官民一体でハワイの課題解決に取り組むコンソーシアム「TRUE」のネットワークをつながりを活用し、スタートアップ企業の活動を促進するイベントの開催や新規ビジネスの立ち上げなどを視野に入れている。
ハワイ大生のインターン受け入れは、ダニエル・K・イノウエ国際空港(旧称ホノルル国際空港)内のハワイ支店、カリフォルニア州のシリコンバレー投資戦略室、東京のJALイノベーションラボの3カ所を予定している。
関連リンク
University of Hawaiʻi at Mānoa
日本航空
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