エアバスは現地時間7月21日、中国・天津のワイドボディー・コンプリーション&デリバリー・センター(C&DC)でA350-900型機を初納入した。エアバス機の運航規模では世界2位の中国東方航空(CES/MU)へ引き渡した。
同センターは2017年9月から中型機のA330を中国の顧客へ引き渡してきたが、今後は大型機のA350も納入する。A320の最終組立工場などと同じ敷地にあり、完成済み胴体へのシートなど客室設備の取り付けや機体の塗装、飛行テスト、顧客への引き渡しなどの最終工程を担う。
中国東方航空は6月末時点で、A320ファミリーを349機、A330ファミリーを55機、A350を9機の計413機のエアバス機を運航している。
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Airbus
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