ソラシドエア(SNJ/6J)は7月17日、宮崎県高千穂町をPRするデカール機「神都(しんと)高千穂タヂカラオ号」(ボーイング737-800型機、登録記号JA810X)を就航させた。ソラシドの全路線で約1年間運航する。
ソラシドは、地域振興の機体活用プロジェクト「空恋-空で街と恋をする-」で、2012年10月から機体に九州や沖縄の自治体名などを描き、機体を通じてPRしている。今回の機体は同プロジェクトの31機目で、機体後部や搭乗ドア付近に、高千穂神楽の「手力雄(たぢからお)の舞」をデザインしたデカールを貼った。
タヂカラオ(タヂカラオノミコト)は、日本神話に登場する神様のこと。天岩戸(あまのいわと)に隠れたアマテラスオオミカミを、剛力で岩戸をこじ開けて外へ導き出し、世界中に明るさと秩序を取り戻したとされている。ソラシドによると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の早期収束とコロナ前の世界を取り戻して欲しいとの願いが込められているという。
初便は17日の羽田発宮崎行き6J55便で、折り返しとなる宮崎発初便の羽田行き6J56便を合わせた両便の乗客には、高千穂町オリジナルデザインのお菓子「プリングルス」、釜炒り茶、情報誌、搭乗証明書などの記念品を手渡した。
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ソラシドエア
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