羽田空港の第3ターミナル(旧称国際線ターミナル)を運営する東京国際空港ターミナル(TIAT)は、新しいビジネスジェット専用搭乗施設「東京国際空港国際線ビジネスジェット専用ゲート(Tokyo International Airport Business Aviation Gate)」を7月15日に供用開始した。場所は第3ターミナル北サテライトの西側で、専用保安検査場や待合室、車寄せなどを併設し、24時間運用する。
施設の延床面積は約1500平方メートルで、出発と到着を分離した動線を採用し、保安検査場やCIQ(税関・入管・検疫)、待合室、車寄せ、一時駐車スペースなどは専用のものを設けた。利用料は到着または出発1回につき30万円(税別)。
場所は140番台の搭乗口がある北サテライトの西側で、現在もっとも西に位置する149番スポット(駐機場)よりも多摩川側のエリアに新設された。23日に開幕が予定されている東京オリンピック・パラリンピックを契機とするビジネスジェット需要拡大などへの対応を想定している。
羽田には第3ターミナル併設ホテル「ザ ロイヤルパークホテル 東京羽田」の1階にビジネスジェット専用搭乗施設が2014年9月30日に開業。新施設へ移転後の既存施設の跡地利用は検討中。
国内のビジネスジェット専用ターミナルは、成田空港に「プレミアゲート」が2012年3月31日に開業。首都圏初の専用施設となった。2018年6月15日には、関西空港に「Premium Gate 玉響(プレミアムゲートたまゆら)」がオープンしている。
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