エアバス, エアライン, 機体 — 2013年7月9日 12:48 JST

ハワイアン航空、A330用シミュレーター導入

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 ハワイアン航空(HAL)は現地時間7月2日、エアバスA330型機用フルフライト・シミュレーター(FFS)をホノルル本社に設置すると発表した。自社施設にパイロット向けFFSを完備するハワイの航空会社は、HALが初めて。

ハワイアン航空のA330=13年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 導入するFFSは米ロッキード・マーチンの子会社シム・インダストリー製。FFSを導入することで、パイロットの資格認定をホノルルで取得できるようになり、毎年約360万ドル(約3億6000万円)の経費を削減できるという。従来はフロリダにあるシミュレーション施設を利用していた。

 HALには現在627人のパイロットが在籍し、A330の資格保持者は233人。新規採用のパイロットも加えた約250人がFFSを利用する。26人の教官が高度な訓練審査プログラムで指導を行うとしている。

 現在13機のA330を保有し、2015年までに9機を追加導入し、計22機体制とする計画。A330はボーイング767-300型機より低燃費で、航続距離が長くなるため、ハワイと北米や東アジアを結ぶ直行便の新路線を開設できる。9日からホノルル-台北線を直行便で新設し、2014年4月には北京への直行便就航を計画している。

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